FIRE(早期退職)ブログ④ブラック企業からの円満退職〜家計の固定費 節約編〜

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〔早期退職までの道のり〕

私は2023年7月に58歳で、35年間勤めた会社を早期退職しました。

前回ブログFIRE(早期退職)ブログ③ブラック企業からの円満退職〜資産準備編〜で退職までの資産形成についての経緯を書きましたが、今回はどのように資産を増やしたかについてもう少し詳しく書いてみたいと思います。

記憶が曖昧な部分もあり、正確ではない点もあると思いますが、ご容赦ください。

我が家はもともと夫婦2人暮らしで車も持たず、妻も扶養控除の範囲内でアルバイトをしていたため、子供のいる家庭に比べて資産を貯めやすい環境でした。

私は資産を築く上で重要なことは『支出をいかに抑えることができるか』だと思っています。
当たり前のことですが、収入が増えても増えた分を消費してしまったらお金は増えません。

我が家では結婚した当初から家計簿をつけ、月々の支出額をざっくりと把握するようにしていました。このおかげで何かモノを買う時はよく考えて買うようになり、自然と節約する習慣が身についたように思います。

当初はアナログな紙の家計簿を購入し記入していましたが、今は無料で使えるアプリもたくさん出ており、昔よりも手軽に記録できるので、習慣化することを強くおすすめします。

家計管理で特に気をつけていたことは、固定費の削減です。毎月固定的にかかる費用を抑えることができれば楽に支出を減らすことができるからです。

固定費の削減というと難しく聞こえるかもしれませんが、最初に少し手間をかければあとは何もしなくてもよいので費用対効果は大きいと思います。

以下に代表的な固定費の住居費、保険料、電話代について項目別に詳細を記載します。


【 住居費 】
最初にマンションを購入したのは、結婚して2年後の31歳でした。

結婚後、都内に2LDKの賃貸アパートを借りて住んでいたのですが、新築だったこともあり月々の家賃が15万弱とそれなりに高かったのです。

毎月家賃として支払うのはもったいない、いっそマンションを買っちゃった方が最終的に自分のモノになるのでムダにならないのではないかと考えました。

善は急げで、それからは休日のたびに2人でマンションを探し歩き、JR線や東急東横線などデート代わりにいろいろな場所へ物件を見に行きました。

最終的に、横浜市のJR駅から徒歩5分ほどの4,000万円弱の新築マンションを、頭金1,000万、残りの3,000万弱を35年ローンで購入することに決めました。

その頃はマイナス金利ではなく、住宅ローンの金利は3.5%くらいでした。金利を含めた返済額を試算表で確認してみたら、最終的に借りた金額と同じくらいの利息を払わなくてはいけないことが分かり、、支払い金額の大きさにガクゼン。。

借金はなるべく早く返そうと2人で話し合い、月々の貯蓄+ボーナス全額を半期ごとに繰上げ返済に充て、ナント7年でローンを完済することができました。

早い時期に繰上げ返済をすれば、返済年数が短縮されるだけでなく、元本も大きく減らせるので、結果 返済額も少なくてすみます。

そのおかげで30代で住宅ローンから解放され、月々の生活に余裕ができるようになりました。また、節約と貯蓄の習慣が自然に身につき、貯まったお金を投資に回せるようにもなったのです。

今は金利も低く繰上げ返済のメリットは以前ほど高くはないかもしれませんが、これから先の時代 何があるか分かりませんし、借金はなるべく無い方が楽な気持ちで過ごせますよね。

【 保険料 】
就職して社会人になったら、保険は入るものと思いこんでいたこともあり、保険会社に就職した大学時代の友だちに言われるまま、保険の内容も確認せず月々1万円くらいの生命保険に加入していました。

結婚後も言われるまま2万円強に増額。幸い2人とも健康に恵まれ、保険を利用する機会もないまま毎月安くはない保険料を払い続けていたのです。

マンションのローンを組む際に団信保険への加入が必須で、そんなに保険にお金をかける必要があるのかと疑問に思い、改めて保険を見直しました。検討の末、団信保険で生命保険分はカバーされるため、現在加入している保険とダブり過剰になってしまうと判断し、解約することに。

保険は大学時代の友だちからの紹介で加入したこともあって言いづらかったのですが、思い切って解約し、新たに病気やケガをした際に最低限の保障をカバーする県民共済の保険に切り替えることしました。その結果、月々の支払いが2万円強から3千円に激減。

約10年加入していた保険は解約返戻金をもらい、ローンの繰上げ返済に充当。

その後 会社を退職するまで一度も保険のお世話になることもなく、早期退職時に県民共済の保険も解約。

ただし、保険については個人の考えによります。働き盛りの時にがんや不慮の交通事故にあってしまったら保険に入っていて良かったという方もいると思います。

保険に加入しなくて良いということではなく、保険の中身と費用対効果をよく検討して自分の生活スタイルに合った保険を選んだ方がよいという話です。

ある程度貯蓄がある会社員であれば、万が一病気や事故でケガを負ってしまっても、会社の健康保険や傷病手当など手厚い保護が受けられ、すぐに生活に困るようなことにはならないと思います。

私のように人に勧められるまま無駄な保険に入らないようにしてくださいね。

【 電話代 】
電話代も今は楽天モバイルなど格安のプランがいろいろとありますが、結婚した当時は固定電話で基本料金は一律でした。

私たち夫婦は、携帯電話が普及し、それぞれが携帯電話を利用するようになってから、使われることのなくなった固定電話は早々に解約しました。

選んだ通信事業社は、大手キャリアではなく、月々の基本料金が安いTu-Kaというマイナーな会社でした(ちなみにその会社は後にKDDIに吸収合併されました…)。

当時は契約に2年縛りというのがあり、2年間は安い基本料金で利用できますが、2年経過後は基本料金が上がるという料金システムが主流だったので、2年毎に機種変更をして基本料金を抑えていました。

2年くらい使っているとバッテリーが弱ってくるため、機種変更には丁度よいサイクル。機種変更の作業自体は店舗に行き、お店の人にやってもらったので、それほど手間には感じませんでした。

ただ、キャリアメールは携帯会社が変わると使えなくなり、機種変更時の障害になるので、キャリアメールは使わず、Gmailのみ使うようにしました。

2012年にソフトバンクの販売店でiPhone5を購入し、携帯電話からスマートフォンに切り替えた後も、毎月の基本料金が安い携帯会社を選んだおかげで、月々の基本料金は2人で4,000円以内に抑えることができました。

スマートフォンに切り替えてからは、店舗には行かずネットでスマートフォンを購入したり、SIMの切り替えもできるようになったので、なるべく基本料金の安い会社を探して契約。

通信はWi-Fiがメインなため3GBの容量でも充分ということで、基本料金1,800円くらいで3GBの通信と10分間かけ放題のmineoを7年間使っていました。

退職後は電話をかける機会も少なくなるため、10分間かけ放題は不要。2人で月々2,000円以下の月額料金に加え、料金が楽天ポイントで支払えてほぼ無料で使える楽天モバイルに切り替え。働いている時は緊急の電話も入ってくるため、電話がつながりづらいと言われていた楽天モバイルは選択肢に入っていなかったのですが。。

機種変更や携帯会社を変更するのは少し面倒ですが、契約時の手間さえクリアできれば月々のコストを大きく抑えることができるのでメリットは大きいと思います。

月々5,000円とか10,000円とかを通信料に払っている人と比べると、1年間で数万円の差がつき、投資よりも確実に資産を残すことができます。

以上3項目の家計における固定費の節約について記載してきました。

投資は資産が増えることもあれば減ることもありますが、節約は少しの手間で確実に資産が増やせる手段です。少しでも参考にしていただければ幸いです。

次回は、節約した資金を活用した投資について書きたいと思います。

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