FIRE(早期退職)ブログ⑦退職後の健康保険、どうするのか問題について

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私は2023年7月に58歳で、35年間勤めた会社を早期退職しました。

前回ブログFIRE(早期退職)ブログ⑥退職後費用:収入0円なのに…社会保険料こんなに払うの⁈では、退職後に支払った社会保険や税などの総額について書きましたが、今回はもう少し詳しい内容を説明をしたいと思います。

会社に勤めていた時には、税金や健康保険・年金などは、給与から自動的に天引きされるため、今まであまり意識したことはありませんでした。

給与明細を見ると社会保険料として毎月結構な金額が引かれていることが分かります。

健康保険・年金などの社会保険料は、会社に在籍している間は半分は会社が負担してくれていますが、退職後はすべて自分で負担しなくてはなりません。
あらかじめ、どれ位の金額がかかってくるのか知っておいた方が良いと思います。

まずは健康保険についてですが、通常下記3つの選択肢から選ぶ必要があります。

①任意継続健康保険(今まで働いていた会社の保険をそのまま継続)
②国民健康保険に加入
③家族の健康保険に入る 

退職後の就労状況や家族構成、前年の収入などにより、人によって負担額に差があるので、どれを選べば負担が少なくて済むのか検討した方がよいと思います。

この3択の中で一番安いのは③の家族の健康保険に入ることですが、我が家の場合、妻も無職のため選択肢は①か②に絞られます。

そこで①と②の支払額について比較検討しました。

私の場合まず②の国民健康保険について「横浜市の健康保険料計算シュミレーション」というネットで公開されているエクセル表を使って試算しました。

前年の年収を入れ、65歳以上か以下かを選択すると概算の保険料金額が分かります。

最初シュミレーション結果を見た時は「えっ!本当にこんなに高いの」と疑問に思ったため、区役所に問い合わせしてしまったほどでした。

会社から①の支払負担見込額を出してもらい、②の国民健康保険と比較した結果、①の方が安かったので任意継続健康保険を選択しました。

健康保険は4月が年度のスタートのため、私の場合初年度は、退職翌月の2023年8月から2024年3月までの8ヵ月分で約28万円の支払いが必要でした。

2024年4月から翌年3月までの1年間も同じように金額を比較した結果、①の任意継続健康保険の方が安かったため、引き続き任意継続を選択することにしました。

任意継続保険は年間42万円・月額にすると約3万5千円、②の国民健康保険は月約4万円と試算されたので、任意継続保険の方が月約5千円・年6万円ほど安く済みました

安く済んだとはいえ、無収入の身には大きな出費です。
退職した年も7月まで給与があったため、翌年も高い保険料を支払うことになりました。

2025年の保険料については、2024年が無収入のため国民健康保険の方が断然安く、年間で41000円・月3500円ほどと安く、逆に任意継続保険の見積もりは年約30万円と高くなりました。

一般的に退職後1年目は任意継続の方が安く、退職後2年目は国民健康保険の方が安くなりますが、個人差がありますので、事前によく調べておいた方がよいと思います。

「少しめんどうだなぁ」と感じると思いますが、少しの労力で節約できる金額は決して小さくありません。

次回は年金について書きたいと思います。

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