私は2023年7月に58歳で、35年間勤めた会社を早期退職しました。
前回のブログFIRE(早期退職)ブログ⑦退職後の健康保険、どうするのか問題についてでは、退職後の健康保険について書いたので、今回は老後の生活に欠かせない年金について説明します。
まずは、国民年金の手続きと退職後に支払った金額から。
国民年金は20歳から60歳まで40年間支払うと、満額の年金がもらえます。
私の場合58歳と5ヵ月で退職したので、60歳まであと1年7ヵ月分の国民年金を支払う必要がありました。
国民年金は最寄りの市区町村役場か、マイナポータルで手続きできます。
私の場合は、最寄りの区役所で行ないました。
区役所へは転居届を提出した時とマイナンバーカードを受け取りに行って以来なので、久しぶりです。
ちなみに手続きには、マイナンバーカードと退職時に会社から送られる健康保険被保険者の資格喪失証明書が必要となりますので忘れずに。
区役所に着き、入口の受付で「国民年金加入手続き」をしたい旨を伝えたところ、年金課の窓口を案内されました。
平日午前中という時間のためか年金課では待ち時間もなく、すぐに対応してもらえました。
係の方から年金の説明書類と申請書類を渡され、年金事務所へ書類を郵送で提出してくださいと言われました。
クレカ払いをしたかったので、クレジットカードの支払い申請書も一緒にもらいました。
2023年の年金支払い月額は、1人16,520円でした。
私と妻と2人分が必要ですので、月額は33,040円となります。
1年分や半年分をまとめて前納すると割引きされる制度があるのですが、どの月からでもできるわけではなく、1年分(4月〜翌年3月)前納の場合は2月までに申し込みと決まっています。
そのため私の場合、8月9月は単月で支払い、10月~翌年3月の半年分はまとめて支払いました。ちなみに半年分(4月〜9月、10月~翌年3月)前納の場合も適用される2ヶ月前に申し込む必要があります。
半年分まとめて前納すると1人当たり810円安くなるので、微々たるものですが、2人とも半年分前納することにし2023年度は262,700円の支払い額になりました。
他にも2年前納という制度もあり、資金に余裕のある方は2年前納すると支払い総額を節約することができます。
2024年は1人当たりの月額が460円上がり、16,980円でした。
2025年は17,510円で月額530円アップと、毎年地味に上がっていきます。
2024年は特に手続きをしなかったため、最初に申し込んだ半年前納が適用され、4月~9月の半年分1人101,050円×2=202,100円、10月からの半年分は、妻10月~3月101,050円、私10月~2月84,350円、2人合計1年分で387,500円。…結構な金額になりますね。
私の支払いが1ヶ月分少ないのは、3月で60歳になるため、60歳以降は年金を支払わなくてもよいからです。
年金の支払い方法は口座引き落としかクレジットカード払いが選べます。
前納にした場合、口座引き落としの方がクレカ払いより割引額が少し多くなりお得です。
年金の手続き等は、市区町村の役場以外に年金事務所でもできます。
私の場合、年金事務所が区役所よりも近かったので、初回の手続きは区役所で行ったものの、2回目以降の相談や手続きは年金事務所へ行きました。
年金の繰上受給をしたかったので、繰上申請に必要な書類などをもらったり、妻の国民年金の支払い手続きをしたりで2回ほどお世話になりました。
年金を請求する時以外の相談や手続きには、特に事前の予約もいらないようです。
*年金に関する手続きの詳細については、日本年金機構のホームページにて確認しましょう。
早期退職の場合、通常の定年退職に比べ、退職後に社会保険料や年金など高額な出費があります。なので、事前におおよその出費額について下調べをしておいた方がよいと思います。
次回は私がなぜ年金の繰上受給を選んだかについて書きたいと思います。